発達障害の夫そして自立に向けて

発達障害(未診断)の夫と離婚を進めています。私の病気、幼児もいるので不安だらけですが自立をを目指しています。

聞きたくない事は脳に入らない夫

発達障害疑いの夫がつぶやいた。

 

「自分の子どもは可愛い。

 でも、つきあえるのはきっと10歳までだ。」

 

この発言に、色んな捉え方があると思う。

変えようのない真実なのだろうし、いつも人に嫌われる夫の寂しいという

気持ちもなんとなく分かる。

 

でも、私は

「子どもが聞いたら、いい気持ちはしないと思う。

本人の前では口にしないで」

と言った。

 

まだほとんど刷り込みのない、多角的な考え方・捉え方などできない幼児。

自分の経験からでもわかるが、どんな親だろうが、子どもは親が無条件に好きなのだ。

 

「付き合うのは10歳まで」

 

その発言を子どもが聞いたら、10歳を超えたら父親父親で無くなるのかと、

悲しくなるのではないだろうか。

少なくとも私が子どもだったら、そう捉えてしまうと思う。


…そう何度も話したのに、先週末、また同じ事を呟いていた。

これで何度目だろうか、数えきれないくらいだ。

やっぱり何も聞いていない。

聞きたくないことは脳がスル―している。

私の主治医は「脳に入っていかない」という表現を使っていた。

こういったコミニケーションにおける学習能力が無いところが

人に嫌悪される理由だろう。

夫は私の意見に対して、なんて反応していたっけ?

少なくとも「そうか」などの返事はしていた。

 

こういったやりとりは、私自身が慮られていないからなのだと、

医師に発達障害を指摘されるまでは思っていた。

だけど、夫は不用意な発言を止められない。

リラックスしている時ほど顕著である。 

 

ここで私が強く意見をすれば、

「(筆者)がおかしい、大げさ。なぜなら、精神バランスを崩しているから」

と返ってくる…。

 

夫は「自分の考えや行動が全て」と、世界を捉えている。

そこには、私も子どもも姿は存在していても、夫とは違う世界、違う「心」が

ある事が本当の意味ではわかっていない。

 

何も、何も言えなかった。

何も話せない、自分の考えと言葉を押し殺す。

私が制さなければ、子どもの精神を守れないかもしれないのに。

私が誰を守らなきゃいけないのかは、明確なのに。

 

どうしようもない、疲れている。

離れるしかない。

 

ちゃんと「話のきける子」に―「言うことをきく・きかない」は親次第

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